今年度(平成27年4月)から新電力に電力契約を切替えました。
しかし、電力需給は新電力に切替えたとしても今までと変わりは有りません。
マキウラ鋼業(株)としての今夏の活動・取組みを以下に述べます。


今夏(平成27年度)の需給見通しに付いて 
関西電力のネット上発表


【概要】
一部報道機関において、関電の今夏の需給見通しについて予備率が3%を超えるめどが立ったと報じられていますが、関西電力が発表したものでは無いとのことです。 関西電力は現在、今夏の需給見通しについて、具体的な検討を進めているところであり、引き続き、原子力プラントの再稼動に全力で取り組むとともに、自社の火力発電所・水力発電所の最大限の活用や他電力からの応援融通の受電など、供給力の確保に最大限の努力を続けますと成っています。 よって、昨年とほぼ同様と考えられます。

よって、マキウラ鋼業(株)の今年度の新電力との電力契約と成っても昨年4月1日からの契約電力を継続し、引き続き下記デマンド自動抑制制御装置システムを確実に行うことを最重要事項とします。

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デマンド抑制が重要であることは勿論であるが、企業活動としては生産効率・原単位の向上を図ることも重要課題である。

我々は、RMS(ルートミンスケアー)計で主モーターの実負荷電流の2乗したものをジュール熱換算し主モーターの負荷率の監視を行うと共に、主モーターの巻線温度上昇からモーターの外気吸込み温度を差引して主モーター巻線の温度上昇も監視することでモーターの実負荷状態を監視。

このことにより、シュレッダー主モーターの負荷率・効率の向上を図ると共に過負荷抑制とDM自動抑制を行う。
二つのシステムで、節電要請に伴うデマンド抑制を確実に行うと共にシュレッダー主モーターの負荷率を上手く制御することで継続的生産性の向上を図っていきます。


尚、新電力との契約により夏季休日特約が打ち切られています。(関西電力も今年度契約期限切れ)
よって夏季休日特約への協力が意味を持たなくなりました。

しかし、最近の海外の電力状況(アメリカのワシントンで電気機器老朽化による大規模停電)を参考にして、国内の電力状況により計画停電実施の要請があった場合の『計画停電実施時の対策訓練』を行うことは意義が有ると思います。
訓練として電力会社からの要請で

1.顧客優先に考え計画停電実施時の事務所最低電源確保の手順書の見直し・確認、機材の準備状況の確認と訓練の実施をます。
2.工場電源の計画停電実施の設備保護(停電による設備損傷が無い様に)を考えた計画停電実施時の機器停止手順書の見直しと確認を実施します。