関西電力(株)の今夏(H26年度夏)の最大電力予想は、予備率 3%確保が可能であるとの見通しである。
しかし、この予想には、各企業等の定着節電分の需要減少を見込んでいます。

マキウラ鋼業(株)としての今夏の活動・取組みを以下に述べます。



今夏(平成26年度)の需給見通しと節電のお願いについて
                        平成26年4月18日付け
                        関西電力株式会社

【抜粋】
今夏は、大飯3・4号機再稼働出来ない分(▲236万kW)を姫路第2発電所更新工事の前倒しで162kWと他社電力会社からの融通より101万kWの増で、かろうじて予備率3%の確保できる見通しである。
但し、この見込には、定着節電分の需要減少を見込んでいます。

よって、マキウラ鋼業(株)の今年度電力契約も昨年4月1日からの契約電力を継続し、引き続き下記デマンド自動抑制制御装置システムを確実に行うことを最重要事項とする。

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デマンド抑制が重要であることは勿論であるが、企業活動としては生産効率・原単位の向上を図ることも重要課題である。

我々は、RMS(ルートミンスケアー)計で主モーターの実負荷電流の2乗したものをジュール熱換算し主モーターの負荷率の監視を行うと共に、主モーターの巻線温度上昇からモーターの外気吸込み温度を差引して主モーター巻線の温度上昇も監視することでモーターの実負荷状態を監視。

このことにより、シュレッダー主モーターの負荷率・効率の向上を図ると共に過負荷抑制とDM自動抑制を行う。
二つのシステムで、節電要請に伴うデマンド抑制を確実に行うと共にシュレッダー主モーターの負荷率を上手く制御することで継続的生産性の向上を図っていきます。

また、夏季休日特約への協力として昨年(平成25年度)同様に電気休日として契約電力(3,000kW)の81.7%削減した日を設ける。
この、電気休日を利用して設備の修理・保全業務を計画しています。
訓練として関西電力からの計画停電実施の要請があった場合の『計画停電実施時の対策訓練』を行う。


1.顧客優先に考え計画停電実施時の事務所最低電源確保の手順書の見直し・確認、機材の準備状況の確認と訓練の実施をします。
2.工場電源の計画停電実施の設備保護(停電による設備損傷が無い様に)を考えた計画停電実施時の機器停止手順書の見直しと確認を実施します。


【節電対策実施結果報告】(H26年4月1日現在)
 平成26年1月8日厚生棟の空調機洗浄及び換気扇の清掃実施
 平成26年1月12日計画停電・停電事故時の対策実施。(切替個所の改造及び手順書の見直しもした)


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今後も、節電に協力をしながら作業効率の向上と作業環境の向上を図っていく考えです。