この度、弊社は自動車リサイクル法におけるASR再資源化施設の大臣認定を取得致しました。
自動車リサイクル工程における破砕業者がASR再資源化施設に認定されるケースは珍しく、近畿では弊社が始めての取組となります。リサイクルの幅が拡がった弊社ではありますが、今後におきましても“リサイクルの率と質”の向上に努めて参ります。


【ASRマテリアルリサイクルへの取組み】

●銅精錬所への資源の提供
※ 今年夏に導入したドイツ製非鉄選別機により、ASR中から更に金属回収が行えるようになり、銅製錬所向け資源の提供を実現したことに加え、金・銀といった希少価値の高い金属回収も行い、含有率についても精錬所の評価基準を満たすことを可能とした

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●土砂ガラス系のものを選別し、セメント原燃料向け材料の提供
※ ASR中からの金属の徹底除去により、セメント原燃料向け材料の提供が可能となった

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●高カロリー系のものを選別及び成形し、製鉄・製鋼メーカー向け固形化燃料の提供
※ ASRのカロリー、塩素濃度の安定化に努め固形して燃料化
また、銅を含め金属の徹底回収を行うことにより製鉄・製鋼メーカー向けに提供が可能となった

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自動車は、たくさんの種類の資源が積み込まれている複合機械ですが、今までの技術では回収が不可能と思われ廃棄されることも多くありましたが、この度の新しい設備と取組により廃棄物が有効利用されるスキームを構築することができました。但し、プラスチックやガラス等といった、現在の技術ではマテリアル化が不可能と思われている資源もあり、我々リサイクラーにはまだまだすべき事がたくさん残っていると考えます。


その中で、弊社では破砕業の中でプラスチック選別を行い「Car to Carプロジェクト」を進めておりますが、今後こちらの事業にも注力していきたい考えでございます。


引き続き、自動車に使用されるすべての資源を循環させる事を追及して参ります。